堅雪(かたゆき)

堅雪は、春の気配が感じ始めらる2月下旬から3月に、降り積もり解けかかった雪が夜の寒さで凍って固くなる現象。

固雪になるとその上を、雪に足をとられたりぬかったりすることなく走り回れるものだから、るんるん歩き周りなんとも楽しい時間を過ごしたり、屋敷周りの木々の剪定などをおこなう。冬の間、すっかり雪の中だった私たちも春の日差しに誘われて、うずうずと外仕事がしたくなる。天気予報をみながら「おっ!明日は堅雪になるかーーー?!」なんて会話が増え、翌朝、外に出て雪のうえへ一歩踏み出すときわくわくどきどきと胸が高鳴る。サクッとも音もせず上に乗っているときもあれば、ズホっと埋まる時もある。それもまた楽しみ!

堅雪歩きをしばし楽しんだ後は外仕事。あたたかくなってきた日差しに当たりながら久しぶりの光合成を楽しむのでした。

種小屋

土にふれ 香をかんじ 風をおこし 
むじゃきに
 私の声に耳を澄ます 
私のなかにこたえを 種まきを まるで長い冬の巣篭もりのように、大事にあたためながらゆったり準備をしています。 そろそろ雪解け間近かな。